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おうちで楽しむ北九州市立美術館 vol.3

今回のお家で楽しむ北九州市立美術館は、普段お見せすることのない展示作業についてご紹介します。8月8日から来年2月7日まで開幕しているコレクション展Ⅱの準備の様子から、美術館の舞台裏をお楽しみください。

作品を展示するまで

コレクション展Ⅱのテーマは「現代アート・セレクション」。学芸員という展示担当の職員が、会期の約1年前からテーマを決めて展示作品を選びます。今回は、新型コロナウイルスの影響で直前まで会期や出品作が決められないアクシデントもありましたが、7月半ばには無事展覧会のチラシも完成し、皆さんへのお知らせの準備が整いました。

コレクション展Ⅱの準備の様子01

展示作業

開幕が迫ってくると展示作業がはじまります。学芸員と展示専門の作業員さんが約5日間かけて行う仕事です。
まず、それまで展示していた作品を収蔵庫へ戻し、展示室を一旦空っぽにします。
そこへ、コレクション展Ⅱに展示する作品を運びこみます。台車や、重い作品はハンドリフトという機械を使って動かします。

コレクション展Ⅱの準備の様子02
コレクション展Ⅱの準備の様子03
コレクション展Ⅱの準備の様子04

作品を運び終わると、展示するおおよその位置に作品を仮置きしていきます。このとき作品が直接床に触れないように、作業員さんがマットを敷いてくれました。木箱に入っている作品は、慎重に取り出します。学芸員が作品の状態をチェックし、作業員さんと確認しています。

コレクション展Ⅱの準備の様子05
コレクション展Ⅱの準備の様子06
コレクション展Ⅱの準備の様子07

大きな作品は事故がないように4人がかりで動かします。気の抜けない作業です。ちなみに、作業中は作品の裏側を見る絶好のチャンス。表側から見えないところに傷みがないか、学芸員がしっかりチェックしていきます。

コレクション展Ⅱの準備の様子08
コレクション展Ⅱの準備の様子09

仮置きが完了し、作品を展示する位置を決めると、さっそく壁にかけていきます。当館では天井の高さも考慮しながら、作品の中心が高さ140~160㎝(目線の高さ)になるようにそろえます。写真では基準になるレーザーの光が写っています。

コレクション展Ⅱの準備の様子10

作品を壁にかけ終わったら、照明をあてていきます。この照明、蛍光灯のように見えますが、実はLEDライトです。光の強さや角度をこまかく調整できるので、作品にあった明るさ、高さに設定していきます。さらに明るさが必要な場合や、作品の雰囲気をそこなわないために、スポットライトを使用することもあります。

コレクション展Ⅱの準備の様子11

展示作業が完了するころ、看板を作ってくれる内装業者さんが来てくれます。
展示室の入り口にタイトルを貼ってもらうと、展覧会場の完成です!

コレクション展Ⅱの準備の様子12
コレクション展Ⅱの準備の様子13

簡単な流れを紹介しましたが、展覧会が開かれるまでの様子がお分かりいただけたでしょうか? 作品の移動や、照明作業はそれぞれにこまかな注意点や工夫があるのですが、それはまた別の機会にご紹介できればと思います。

今回展示作業を案内したコレクション展Ⅱ「現代アート・セレクション」をもっと楽しめるように、作品に関する問題をのせたワークシートを制作しました。ダウンロード、印刷したものをもって、ぜひご来館ください。
※問題の答えは美術館内に設置しています。

コレクション展Ⅱの準備の様子14

コレクション展Ⅱワークシート(PDF)はこちら

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