展覧会・イベント

北九州市立美術館では今秋、本館で彫刻家三沢厚彦、分館で「こぐまちゃんえほん」シリーズの絵本作家わかやまけんの展覧会が開催されます。動物を主要なモチーフにする2人の作家の特別展に合わせ、コレクション展でも、動物が登場する作品を特集します。

今年生誕110周年を迎える画家、香月泰男(1911-1974)は、シベリア抑留という極限的な体験を描いた作品で知られていますが、動物や昆虫を描いた絵画や版画も数多く残しました。本展では、香月をはじめとする様々な芸術家による、動物をテーマとした絵画、彫刻、版画、写真を展示し、作品が生まれた背景や、芸術家たちの動物に向ける眼差しを紹介します。

そのほか、エドガー・ドガ《マネとマネ夫人像》などの当館を代表する作品から、気鋭作家の招待展示シリーズ「guest room」まで多岐にわたる作品を展示します。

会期
前期:2021年7月31日(土)~ 10月24日(日)
後期:2021年11月2日(火)~2022年1月23日(日)
会場
北九州市立美術館 本館 コレクション展示室
開館時間
9:30~17:30(入館は17:00まで)
毎週月曜日
  • ただし月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌火曜日が休館
  • 12月29日(水)~1月3日(月)は休館
観覧料
一般 300(240)円
高大生 200(160)円
小中生 100(80)円
  • ( )内は20名以上の団体料金。北九州市、下関市、福岡市、熊本市、鹿児島市にお住まいで、65歳以上の方は、公的機関が発行した証明書を提示で観覧料90円。障害者手帳を提示の方は無料。
特別出品
ヘンリー・ムーア《象の頭蓋骨》とアフリカゾウ頭骨

会期:2021年11月2日(火)~2022月1月23日(日)
会場:北九州市立美術館 本館 コレクション展示室

アフリカゾウ頭骨 北九州市立自然史・歴史博物館蔵
アフリカゾウ頭骨 北九州市立自然史・歴史博物館蔵

20世紀を代表するイギリスの彫刻家 ヘンリー・ムーア(1898-1986)が1970年に制作した版画集『象の頭蓋骨』は、友人の生物学者から贈られたアフリカゾウの頭蓋骨をモチーフとして制作されました。ムーアは象の頭蓋骨から、砂丘や建築物、人体などのさまざまなイメージを得て、版画にしています。