美術館協議会

平成24年度第2回北九州市立美術館協議会

名称

平成24年度第2回北九州市立美術館協議会

議事

(1)議題1 平成25年度北九州市立美術館運営方針について
(2)議題2 平成25年度運営評価目標について
(3)報告  黒崎市民ギャラリーの開設

開催日時

平成25年3月7日(木)14時~16時

開催場所

北九州市立美術館 本館講堂

出席者
(委員)
吉武 弘喜
九州造形短期大学学長
羽田野 隆士
北九州商工会議所専務理事
山梨 俊夫
国立国際美術館館長
川浪 千鶴
高知県立美術館企画監兼学芸課長
大島 まな
九州女子大学共通教育機構準教授
永津 美裕
北九州市立大学大学院教授
飯盛 康子
北九州美術家連盟運営委員
谷 美紀
株式会社 プロフィット ドンナ・マンマ編集長
原田 美紀
北九州市立美術館友の会代表幹事
(事務局)
西村 勇晴
北九州市立美術館館長
石本 信義
副館長
中尾 成孝
普及課長
大庭 徳治
普及課普及係長
那須 孝幸
学芸課学芸係長
小田口 司
普及課分館長
梅崎 宏美
普及課普及係
議事の概要

平成25年度北九州市立美術館運営方針について及び平北九州市立美術館運営評価について意見をいただいた。

議事経過
会長
それでは、議事次第に従いまして、議事を進めたいと思います。
まず議題1、平成25年度北九州市立美術館運営方針について、事務局のほうから説明をお願いします。
事務局
《「議題1 平成25年度北九州市立美術館運営方針について」説明》
会長
ご質問、ご意見はないでしょか。
委員
平成25年度の新規事業及び取り止めた施策はありますか。
また、歳入についての状況も教えてください。
事務局
平成25年度から新たにIPMの導入に着手しようと考えております。
また、取り止めた施策はありませんが、建物の改修事業が先送りになりました。
なお、展覧会の中ではルーベンス展が市制50周年の目玉事業となっています。
美術館の収入につきましては、特財の主なものとしまして、来館者の入場料、図録の販売収入等でございます。予算上、平成25年度は特財で1億3500万円、一昨年は1億900万ということで約2600万の増額を見込んでおります。
委員
報告案件で黒崎市民ギャラリーの開設とありますが、新たに施設の運営が生じるのでしょうか。
事務局
市民の皆様が発表する場を黒崎地区で提供することになります。
委員
たんけんパスポートについてですが、子供たちはパスポートで入館料が無料ですが、一緒に来る保護者に対しての割引はないのでしょうか。
事務局
保護者の方に対する割引はありません。
委員
小学生、中学生、高校生の職場体験を受け入れることはあるのでしょうか。
事務局
毎年、中学生、高校生の職場体験を受け入れています。
委員
ワークショップ等のプログラムが入っていたのですが、小・中学生が対象で、就学前の子供が対象となっていないので、もっとたくさんの子供たちが美術館に足を運ぶきっかけになる機会を設けたらどうですか。
事務局
平成24年度に開催した「いわさきちひろ展」では、ちひろの挿絵が入っている童話の読み聞かせを2回開催しました。平成25年度も、分館で「レオ・レオニ展」を開催し、こちらでも読み聞かせを計画しております。未就学児童が親しみやすいイベントの計画を引き続き検討してまいります。
委員
美術館の改修ですが、平成25年度は実施設計の予定だったと思いますが、どのような状況でしょうか。
事務局
空調設備など老朽化が著しく、維持補修が必要な状況となっておりますが、市の財政状況が厳しいため、先送りということになっております。
委員
実施設計は先送りとなっているが、施設の保守費用は措置されており、必要なところは補修していくということなのでしょうか。
事務局
空調の設備工事等を施工する場合、多額の経費が必要となるため、定期点検などを含め必要な補修等を行う事が非常に重要になります。
会長
平成25年度の運営方針について、了承いただけますでしょうか。
委員
異議なし。
会長
平成25年度の運営評価目標について、事務局から説明をお願いします。
副館長
《「平成25年度運営評価目標について」説明》
吉武会長
事務局からの説明に対してご質問、ご意見はないでしょか。
委員
広報・情報発信で、美術館事業の成果を情報発信するとありますが、どういうペースでこれを発信していくのか、入館者数や展覧会に対する評価も含めて発信していくのかということをもう少し明確にしてはどうでしょうか。
また、25年度の目標のなかで、既存コレクションを充実するというのは、既存コレクションの欠落部分を埋めていくという事と、もっと充実させるという、2つの方法があると思うのですが、もう少し明確にしたほうが良いのではないでしょうか。
事務局
情報発信については当初、展覧会図録と鑑賞カードを想定しておりましたが、現在ではその目標と徐々にずれてきております。
既存コレクションの充実ですが、欠落した時期がある作家の作品を補充していく事で特集の組みやすいあるいは、テーマ性を持ちやすいコレクションを形成しようという事を意識しております。
また、既存のコレクションを軸にするだけではなく、これから新しい地元作家や、国内外で活躍している作家も収集対象としています。
委員
黒崎の市民ギャラリーのPRの方法を具体的に、どういった形で皆さんにお知らせするのでしょうか。
上の階にはこどもの館がありますので、パパ、ママ、子供も一緒に足を運んでくれるような企画を柔軟に考えて開催してほしいのですが、何か策はあるのでしょうか。
事務局
黒崎市民ギャラリーについては、市政だよりの3月15日号に特集号が組まれて大々的に、掲載されます。また、八幡西生涯学習センターの市民ギャラリー機能も兼ねておりますので、八幡西生涯学習センターで利用者の方へ説明会等を開催し周知を図っています。
委員
北九州市立美術館は市民を対象とした美術館という位置づけなのでしょうか。市外から来る人が何パーセントという情報が分れば教えてもらいたいのですが。
事務局
展覧会によって異なりますが、平成23年度に開催した院展では、市外から34パーセント。宇部市と一緒に開催した展覧会は59パーセントが市外からとなっております。概ね3割から6割くらいの幅で、市外から来館されています。
委員
北九州ブランドを達成するための手段としての美術館とか、観光として売り込むための美術館とか、そういう視点でとらえていく事も必要だと思います。
事務局
たくさんの人に利用してもらう事は非常に大事な事だと思いますので、いろいろな文化施設と連携しながら、対外的に情報を発信し、市外からもたくさんの方に来てもらうような形で運営したいと考えております。
平成25年度に開催するルーベンス展につきましても、東京と新潟と北九州の3箇所の巡回展ですから、西日本からたくさんの方に来ていただけるように広域的なPR戦略や、市制50周年の事務局とのタイアップ等を考えながら広報するように考えております。
委員
北九州の美術館が専門家の中で文芸的評価が高く、専門家の皆様が来館するというような展覧会の開催等も含めて予算を獲得するという発想もいいのではないかと思います。
館長
老朽化した施設の状況を勘案し、また、改修工事も視野に入れて、展覧会の開催計画を決定したいと考えています。
委員
地元作家及び作品の研究など日本全国で地域ブランドの発掘などが進んでいます。北九州市立美術館で平成25年度に開催する柳瀬正夢展、巡回形式のようですけれども、こういうことが大事になってくるだろうと思います。
会長
平成25年度運営評価目標について、了承いただけますでしょうか。
会長
異議なし。
会長
報告事項、「黒崎市民ギャラリーについて」の報告をお願いします。
事務局
《「報告 黒崎市民ギャラリーについて」説明》
委員
市外の団体にも貸すのでしょうか。
事務局
基本的には市民ギャラリーですので、北九州市民の方が優先でございます。
委員
多数の申し込みがあるため、市民を優先しているのでしょうか。
事務局
現時点では、「市民ギャラリー」なので、北九州市民を優先したいと考えております。
委員
市民だけと限定せずに、市外からの皆さんにも利用していただく事で黒崎の町も活性化すると思います。
事務局
柔軟に運用していこうと思います。
委員
北九州の文化団体等には市外の方もかなりいます。北九州市を愛してくれる方には、ぜひ利用してもらいたい。
事務局
これで本日の議事を終了いたします。委員の皆さん、ありがとうございました。
その他

傍聴者なし

問い合わせ先

市民文化スポーツ局美術館普及課普及係
電話番号(093)882-7777