平成27年度第1回北九州市立美術館協議会議事録
名称
平成27年度第1回北九州市立美術館協議会
議事
(1)議題1 平成26年度 事業実施結果について
(2)議題2 美術館友の会の活動状況について
(3)議題3 北九州市立美術館運営評価について
開催日時
平成27年7月23日(木)14時~16時
開催場所
北九州市立美術館 本館講堂
出席者
(委員)
- 吉武 弘喜
- 九州造形短期大学名誉教授
- 山梨 俊夫
- 国立国際美術館館長
- 中村 渉
- 北九州商工会議所参事
- 川浪 千鶴
- 高知県立美術館企画監兼学芸課長
- 永津 美裕
- 北九州市立大学大学院教授
- 古賀 弘子
- 北九州市立市丸小学校校長
- 林 光孝
- 北九州市立菅生中学校教頭
- 松榮 聡
- 福岡県立八幡中央高等学校教員
- 大庭 明美
- 北九州美術家連盟
- 原田 美紀
- 原田・川原法律事務所弁護士
(事務局)
- 西村 勇晴
- 北九州市立美術館館長
- 西之原 鉄也
- 北九州市立美術館副館長
- 榎田 久美子
- 普及課長
- 林田 薫
- 普及課普及係長
- 那須 孝幸
- 学芸課学芸係長
- 髙田 勝彦
- 普及課分館長
- 江藤 ますみ
- 普及課普及係
- 重松 知美
- 学芸課学芸係
- 小松 健一郎
- 学芸課学芸係
- 山下 理恵
- 学芸課学芸係
- 清田 幸枝
- 学芸課学芸係
傍聴者
なし
議事の概要
平成26年度事業実施結果及び平成26年度運営評価について、意見をいただいた。
議事経過
- 事務局
- 平成27年度第1回北九州市立美術館協議会を開催いたします。
- 会長
- 最初に、報告1「平成26年度事業実施結果」、報告1「美術館友の会の活動状況」について、及び議題の「北九州市立美術館運営評価について」事務局より説明していただき、報告事項と併せて質疑・審議をお願いすることにしたいと思います。
- 事務局
- (報告1「平成26年度の事業実施結果について」説明)
(報告2「美術館友の会の活動状況について」説明)
(議案1「北九州市立美術館運営評価について」説明) - 会長
- ただいまの報告及び議事の説明についてのご意見・ご質問等ありましたら、お願いします。
- 委員
- 展覧会の支出について、予算との差額の16,514千円は何で削減したのですか。
- 事務局
- 実行委員会形式をとっていますので、各マスコミから負担金をいただいた分、市の支出が減り節約できたものです。また、協賛金や文化庁からの助成金もあり、その分の市の支出を抑えたものとなっています。
- 委員
- 外部資金の導入というのは、プラス評価に値すると思うので、評価にも反映するべきではないでしょうか。
- 委員
- 作品購入費用(美術資料収集・保存関係費)については、予算に比べ購入額がとても低くなっています。昨年度に比べても、かなり低いことについては、何か理由がありますか。
- 事務局
- 作品の収集については、予算確保したものを全て使い切るものではなく、コレクションとして値する作品でなければ、購入していません。
- 委員
- 所蔵作品についてのデータベースの整理は行っていますか。
- 事務局
- 6、7年前にデータベース化はしてはいるが、不完全なもので、出展やコンディションなどの記録はしていません。今後、一部情報公開も前提とした、総合的な作品データベースを作っていきたいと思っています。
- 委員
- データベースの作成は、広報・情報発信にもかかわってくると思います。
「全国美術館会議」とういう組織でも、共通検索できるシステムを構築していく方向に動きだしているので、今後北九州市立美術館の作品もその中で公開できるようにするのであれば、徐々に構築しておく方がよいのではないかと思います。 - 委員
- 現在の評価資料では、評価・意見がしづらいものになっています。
課題はあるので、「当初の目標をクリアしたら、次は何を行う。」など、新たな提言、今後の指標に向けての別の資料なども提示してもらいたい。 - 会長
- 評価の項目の立て方、フレームワークを再検討する時期にあるのかもしれない。
- 会長
- チャレンジアートミュージアムやサマーアートスクールなどの、こども向けのワークショップの参加人員は、北九州市全体の数からすると少ないのではないでしょうか。
- 事務局
- チャレンジアートミュージアムやサマーアートスクールなどは、人気のものは10倍を超える多くの申込みの中から抽選を行っています。学芸員とボランティアの協力をえて、定員を20名とし、大人数で受け入れる鑑賞教室とは区分し、より個別に関わっていけるよう特長あるものとして行っています。しかし、参加出来ない子どももいるので、回数を増やしていければと思いますが、人員の問題等もあり、出来る範囲でやっているというのが現状です。
- 委員
- 小学校美術鑑賞教室などで実物を見るのが、一番よいとは思いますが、DVDや映像物を作製すると、目にする機会が増え興味を持つきっかけになるのではないかと思います。そのような試みは行えないのでしょうか。
美術品は、本物を持ち出すことが難しいので、広めるには効果があると思います。所蔵品の魅力を広くに伝えることが大切だと思う。 - 事務局
- データベースを作成し、所蔵品の魅力を伝える上で、ホームページ等は必要だと思います。
- 委員
- アンケート等も行われていると思いますが、補足説明があれば、お願いしたい。
- 事務局
- 小学校美術館教室や館内授業については、多くの学生に来館してもらっています。事後アンケートについては、行っておりません。また、参加状況を調べてみると、1度でも参加実績のある学校は75%で、4分の1の学校は1度も来ていないことが分かりました。アンケートに関しては、内容面についても見直しを行い2学期より実施する予定です。
わくわくアートミュージアムやボランティアについてのアンケートは行っておりますが、今後は、アンケート結果を評価にも反映するようにしていきたいと思います。ただし、休館中は館内での活動は出来ないため、再オープン時を目指して進めていきたいと思います。 - 委員
- 「北九州市は、日本一の人口減少化」、その上「高齢化」が進む中で、子どもの数で目標値を設定するのはどうなのでしょうか。
増えていく高齢者を巻き込むことや、分館の活用、集客などを考えて、事業を見直す時期なのではないでしょうか。 - 会長
- 他に何かありますか。
- 委員
- アンケートの実施・質・内容評価は必要だと思います。
鑑賞教室については、大規模校については1度に来られないなど、難しいところがあると思います。 - 委員
- 学校への事後アンケートを行ったら、分析まできちんと行わなくてはあまり意味がないと思います。
美術館の核として、地域還元にもなる地元のコレクションの充実することは、「私たちの美術館」と思って応援してくれる人が増えることにもつながると思います。大型展のみでなく、ここにしかない地域のコレクションを使って、分館でもワークショップを行ってはどうでしょうか。 - 会長
- 公立の美術館として幅広く行うことは、必要だと思います。
他にご意見等なければ、議題の北九州市立美術館運営評価について、事務局から提案がありました「評価結果」を承認してよろしいでしょうか。 - ≪委員≫
- 意義なし。
- 会長
- 北九州市立美術館運営評価について、事務局案を承認します。
- 会長
- その他に、委員の皆様あるいは、事務局から何か協議事項や報告はありませんか。
- 事務局
- (美術館改修工事の予定の説明)
- 会長
- ありがとうございました。
それでは以上で、本日の議事を終了いたします。 - 事務局
- ありがとうございました。
委員の皆様、長時間のご協議お疲れさまでした。
これをもちまして、平成27年度第1回北九州市立美術館協議会を終了いたします。