所蔵作品
ペネロープ
BOURDELLE, Emile-Antoineエミール=アントワーヌ・ブールデル

- 部門
- 立体
- 作家名
- BOURDELLE, Emile-Antoineエミール=アントワーヌ・ブールデル
- 生没年
- 1861-1929年
- 作品名
- ペネロープ
- 制作年
- 1912年
- 大きさ
- 240.5×93.0×73.0cm
- 技法・素材
- ブロンズ
ブールデルは、南フランスのモントーパンに、家具職人の子として生まれた。32歳でロダンの弟子になり、15年間努めた。しかし、人間の情念、感情、ムーブマンを表現するロダンに対して、彫刻は「マッスとボリューム」で構成するものであり、壮大で生気あふれた構築、その中にリリシズムを感じさせなければならないとするブールデルは、彼独自の道を歩み始める。
この作品は、彼がもっとも好んだ題材の一つであるギリシャ神話からとったもの。トロイ戦争に出征した夫オデュッセイヤの帰りをひたすら待ち続ける貞淑な妻「ペネロープ」のモデルはブールデル夫人である。