コレクション

部門
ドローイング
作家名
古賀春江KOGA, Harue
生没年
1895-1933年
作品名
卓上蔬菜
制作年
1930年頃
大きさ
15.5×21.5cm
技法・素材
水彩

古賀は福岡県久留米市が生んだ近代の代表的な洋画家である。二科会に所属し、当時の新しい絵画の様式や思想を積極的に取り入れたが、特に傾倒したのは、シュールレアリスム(超現実主義)の運動だった。フランスで生まれたこの前衛美術運動を彼はいち早く取り入れ、さらに自らの思潮を織り込んで、比類のない独自の絵画空間を創出した。椅子に腰掛けグラスをかかげる人物、テーブルと壷、花や虫や家のようなもの、ファンタスティックな形が空間に浮遊し、水彩画らしい淡い溶け合う色彩で彩られている。彼の画面はしばしば幻想的な雰囲気をたたえているが、特にこの作品のような素描において生来の詩的な資質が良く発揮されている。

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