展覧会・イベント

立体映像で知られるホログラフィは光学技術のひとつです。裸眼で立体の虚像を見ることができるこの技術は、1948年にハンガリー出身の英国物理学者デニス・ガボールによって発明されました。1960年のレーザー発明による飛躍的な技術革新を経て、さまざまな記録・再生方法が編み出され、映像革命を起こしたガボールはこの功績により1971年、ノーベル物理学賞を受賞しました。芸術分野では、1960年代にアーティストからの注目が高まり、ホログラフィ・アートという新しいジャンルが誕生しました。

日本では1970年代後半から本格的な展覧会が開催され、なかでも石井勢津子(1946~ )は、いち早くこの技術を用いて制作に取り組み、国内外を問わず数多くの展覧会で作品を発表してきました。常に第一線で活躍し続け、世界を代表するホログラフィ・アーティストのひとりとして高く評価されています。

本展では、石井勢津子の過去最大規模となる回顧展を通して、ホログラフィ・アートの魅力を紹介します。立体映像をはじめ、自在に紡がれた鮮やかな光の軌跡により、アートとサイエンスが融合した美しく幻想的な空間を演出します。肉眼でのみ見ることができるホログラフィ・アートの世界に触れる絶好の機会となります。

会期
2022年7月16日(土)~2022年9月4日(日)
会場
北九州市立美術館 本館
開館時間
9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日
月曜日(ただし月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌火曜日が休館)
観覧料

一般  1,300(1,100)円
高大生  800 (600)円
小中生  600 (400)円

  • ( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。なお障害者手帳を提示の方は無料。北九州市在住の65歳以上の方は2割減免(公的機関発行の証明書等の提示が必要)。
  • 前売り券は、ローソンチケット(ローソン、ミニストップ)、チケットぴあ(セブン-イレブン)、セブンチケット(セブン-イレブン)、e+イープラス(ファミリーマート)、小倉井筒屋、北九州モノレール主要駅で販売。
  • ローソンチケット、チケットぴあ、セブンチケット、e+イープラスについては、展覧会開催中は当日料金での販売となります。
主催
石井勢津子展実行委員会(北九州市立美術館、毎日新聞社)
後援

RKB毎日放送、九州旅客鉄道株式会社、西日本鉄道株式会社、
北九州モノレール、筑豊電気鉄道株式会社、株式会社スターフライヤー、
北九州市、北九州市教育委員会

助成
公益財団法人ポーラ美術振興財団
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