展覧会・イベント

 家庭用ゲーム機の発売やPCの普及。経済ではバブル景気に沸き、昭和から平成へと新たな時代に移り変わろうとしていた1980年代。
 美術においては、1960年代半ばから70年代初頭にかけて展開した、ミニマル・アートやコンセプチュアル・アートなどにみられる抑制的な表現から対照的に、生命の根源や神話、人物などを荒々しく激しい筆致で捉えた「ニュー・ペインティング」と呼ばれる新たな動向が、世界各地で隆盛しました。その動向は日本でも大きく紹介され、作家たちに影響を与えながらも、一方で新たな独自の表現方法が模索され、これまでにない多様なアートの奔出がみられました。
 本展では、当館コレクションよりニュー・ペインティングの代表的作家たちの作品をはじめ、80年代に国内で活躍した作家を中心に紹介します。
 コレクション展示室内での現代作家の招待シリーズ「guest room」第9弾では、彫刻家 瀧本光國を特集します。九州で初公開となる本展では、作家の代表的シリーズである〈水〉をテーマにした木彫作品を一堂に展示します。
会期
2024年5月18日(土)~8月25日(日)
会場
北九州市立美術館 本館 コレクション展示室
開館情報
開館時間 9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日
毎週月曜日
※ただし月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館
観覧料
一般300(240)円、高大生200(160)円、小中生無料
※( )内は20名以上の団体料金。
※障害者手帳を提示の方とその同伴者1名(身体障害者手帳については等級が1~4級の場合に限る)は無料。
※北九州市、下関市、福岡市、熊本市、鹿児島市にお住まいで、65歳以上の方は公的機関が発行した証明書を提示で観覧料90円。
同時開催
guest room 009 瀧本光國 —水—
関連イベント
■学芸員によるギャラリートーク
日時 6月9日(日)、7月21日(日)、8月4日(日) 14:00~(30分程度)
※申込不要、本展観覧料が必要です

■guest room 009アーティスト・トーク
日時 5月18日(土) 14:00~
会場 展覧会場内
※申込不要、本展観覧料が必要です