展覧会・イベント

 1901年に官営八幡製鐵所が操業を開始、以後北九州市には製鉄業を中心に産業が集積、一大重工業地帯「北九州工業地帯」として発展を続け、この地は鉄の都=鉄都として名をはせてきました。
 また、北九州市は、九州における鉄道の起点/玄関口であり、工業と密接に結びついた鉄道の拠点として、製鉄業とともに発展してきました。
 同時に鉄の都は、さまざまな芸術文化が生まれ、モノづくりの技術と人々の誇りを育む場所でもありました。
 本展は、こうした〈鉄〉をめぐる北九州市の歴史とその記憶を、そこで生み出された美術作品や美術活動によってたどることで、日本の近代を担ったひとつの都市が育んだ文化の実態とその意義を、あらためて考えようとするものです。
【ここが見どころ!】
●児島善三郎《ぼたん》、坂本繁二郎《家政婦》など日本製鉄株式会社九州製鉄所所蔵の23点を紹介
●1987年、1993年に開催された国際鉄鋼彫刻シンポジウムの写真資料などを紹介
●母里聖徳、山本聖子による本展のための新作を公開
会期
2026年1月4日(日)-3月15 日(日)
休館日 月曜日(ただし月曜日が祝日または振替休日の場合は開館し、翌火曜日が休館)
会場
北九州市立美術館 本館
開館情報
9:30~17:30(入館は17:00まで)
観覧料
観覧料 一般1,500(1,200)円、高大生800(600)円、小中生600(400)円
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。なお障害者手帳を提示の方とその同伴者1名(身体障害者手帳については等級が1~4級の場合に限る)は無料。北九州市在住の65歳以上の方は2割減免(公的機関発行の証明書等の提示が必要)。
※前売券は、11月25日(火)からローソンチケット(ローソン、ミニストップ)、チケットぴあ(セブン-イレブン)、セブンチケット(セブン-イレブン)、e+イープラス(ファミリーマート)、北九州モノレール主要駅で販売。
※公式オンラインチケット(美術館サイト)は11月28日(金)から発売。
※小倉井筒屋と美術館では11月18日(火)から前売券を販売。
※オンラインチケット、デジタルチケットは展覧会開催中は当日料金での販売となります。
主催・後援等
主催=鉄と美術展実行委員会(北九州市立美術館、読売新聞社)
特別協力=日本製鉄株式会社九州製鉄所
企画協力=ヤマト運輸
後援=九州旅客鉄道、西日本鉄道、北九州モノレール、筑豊電気鉄道
イベント

●記念講演会
当館館長が本展覧会について語ります。※聴講無料。事前申込み不要。
日時:2026年1月10日(土)14:00~16:00(開場13:30~)
講師:後小路雅弘(北九州市立美術館館長)
会場:エントランスホール


●アーティストトーク
本展出品作家が出品作品について語ります。※事前申込み不要(ただし、展覧会チケットが必要です)
日時:2026年1月10日(土)11:00~ 山本聖子 1月24日(土)11:00~ 母里聖徳
会場:展覧会場内


●学芸員によるギャラリートーク
※事前申込み不要(ただし、展覧会チケットが必要です)
日時:2026年1月4日(日)、2月11日(水・祝)11:00~(1時間程度)
会場:展覧会場内


●北九州市鉄鋼彫刻ツアー
市内に設置されたフィリップ・キング、篠原有司男、母里聖徳らによる鉄鋼彫刻作品をバスでめぐります。
ナビゲーター:母里聖徳
※参加費3,000円(千草ホテルでの昼食代、保険料)、事前申込み制。
※降雪中止
日時:2026年1月25日(日)9:45 集合~16:00(予定)
集合場所:北九州市立美術館 本館1階エントランス
定員:20名
※応募者多数の場合、抽選。
応募締切:2025年12月26日(金)
★お申し込みは12月2日(火)より(後日、掲載予定)


●《鉄の墳墓》特別公開
鉄の彫刻家・村岡三郎(1928-2013)が1987年に開催された「国際鉄鋼彫刻シンポジウム-YAHATA’87」のために制作した《鉄の墳墓》。2023年に美術の森公園へ移設され、当館へ寄贈されました。日時限定で内部を公開します。 ※参加無料(ただし、展覧会チケットが必要です)事前申込み制。
日時:①1月24日(土)、②2月14日(土)、③3月1日(日)
各日とも14時~15時
集合場所:北九州市立美術館 本館1階エントランス
定員:各日10名
応募締切:2026年12月26日(金)
★お申し込みは12月2日(火)より(後日、掲載予定)