展覧会・イベント
コレクション展Ⅲ特集 浮世絵に見る江戸の名所
本館
前期:2023年1月14日(土)~ 3月5日(日) 後期:2023年3月18日(土)~ 5月7日(日)
街道や宿場が整備された江戸時代後期、庶民の間で日帰りの行楽も含めた旅行への関心が高まり、浮世絵界に「名所絵」というジャンルが定着します。名所絵には人気観光スポットの景観や各地の名物が描かれ、当時の人々がどのような旅をし、どのような旅に憧れていたのかが見えてきます。また、名所絵には御殿山の花見、隅田川の花火大会など季節ごとのイベントや、多くの人が集まる芝居小屋や吉原など日々の楽しみも描かれ、江戸時代の文化や習俗、流行も現在に伝えてくれます。
本展では、当館の約1300点にのぼる浮世絵コレクションから、葛飾北斎、歌川広重、歌川貞秀、長谷川貞信、小林清親らの名所絵を展示し、江戸時代の名所や旅の様相を紹介します。そのほか、ピエール=オーギュスト・ルノワール、クロード・モネらの名品も併せて展示。さらに、北九州市出身で“『新青年』の画家”として名高い松野一夫の晩年の仕事も紹介します。
- 会期
前期:2023年1月14日(土)~ 3月5日(日)
後期:2023年3月18日(土)~ 5月7日(日)
- 会場
- 北九州市立美術館 本館 コレクション展示室
- 休館日
- 月曜日
- ただし月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌火曜日が休館
- 開館情報
- 9:30~17:30(入館は17:00まで)
- 観覧料
- 一 般 300(240)円
高大生 200(160)円
小中生 100( 80)円- ( )内は20名以上の団体料金。
- 北九州市、下関市、福岡市、熊本市、鹿児島市にお住まいで、65歳以上の方は公的機関が発行した証明書を提示で観覧料90円。
- 障害者手帳を提示の方は無料。
- イベント
- 学芸員によるギャラリートーク
日時:第3日曜日14:00より(30分程度)
場所:展覧会場内
- 申し込み不要、ただし本展観覧料が必要です。
- 【後期】出品作品リスト ※3.23修正版
- コレクション展Ⅲ-後期 出品リスト
※3.23 作品No,73 小倉柳村《湯島の景》の制作年を修正しました。
(修正前)1884年 (修正後)1880年 - ※参考【前期】出品作品リスト(※1月18日修正分)
- コレクション展Ⅲ-前期 出品リスト(1月18日修正分)
※1.18 作品No,35 制作年を修正しました
(修正前)1840-44年 (修正後)1841-42年
小特集
松野一夫 なつかしい風景
江戸川乱歩や横溝正史らが活躍した雑誌『新青年』を中心に翻訳小説や探偵小説の挿絵を多数手がけた松野一夫(1895-1973)。特に翻訳小説における西洋の人物や習俗の描写を得意とした松野が、晩年、水墨画に親しんだことはあまり知られていないかもしれません。本特集では、どこかなつかしく郷愁を誘う、松野の水墨画による風景画を紹介します。