展覧会・イベント

北九州市立美術館、北九州市立中央図書館、西日本総合展示場、北九州国際会議場を設計した建築家・磯崎新(1931-2022)が、2022年12月に逝去しました。磯崎は、ポストモダン建築の旗手として国内外の建築界を牽引するとともに、世界各地での建築展、美術展のキュレーションや、国際的なシンポジウムの議長をつとめるなど、思想、美術、デザイン、文化論、批評など多岐にわたる領域で活躍してきました。1970年代からは継続的に版画制作にも取り組み、300点以上の作品を残しています。1983年に発表された「還元」シリーズでは、当館を含め、1970年代から1980年代に磯崎が設計した住宅以外の仕事が版画のモチーフとなっています。まさに、建築が、建築家の手からうまれでていくその瞬間のイメージが視覚化されています。 コレクション展Ⅲでは、磯崎を偲び、2023年度、新たに収蔵した「還元」シリーズ12点を特集展示します。併せて開化絵に描かれた擬洋風建築など、建築をめぐる所蔵作品を紹介します。
会場
北九州市立美術館 本館 コレクション展示室
開館時間
9:30~17:30(入館は17:00まで)
休館日
毎週月曜日
※ただし月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館
観覧料
観覧料 一般300(240)円、高大生200(160)円、小中生100(80)円
※( )内は20名以上の団体料金。
※障害者手帳を提示の方とその同伴者1名(身体障害者手帳については等級が1~4級の場合に限る)は無料。
※北九州市、下関市、福岡市、熊本市、鹿児島市にお住まいで、65歳以上の方は公的機関が発行した証明書を提示で観覧料90円。
関連イベント
<学芸員によるギャラリートーク>
日時:1月28日(日)、2月17日(土)、3月20日(水・祝) 14:00~(30分程度)
※申込不要、本展観覧料が必要です。
作品リスト
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